子宮外妊娠の原因と症状

子宮外妊娠とは
子宮外妊娠は受精卵は子宮内腔の粘膜に着床するのが正常ですが、それ以外の場所に着床し妊娠が成立したものを異所性妊娠といい、一般には子宮外妊娠という病名で知られています。およそ200~500回の妊娠に1回みられます。ほとんどは 卵管らんかん内に妊娠したものです。まれには卵管の付け根、子宮頸管けいかんなど、子宮のなかではあるけれども正常ではない部位や、卵巣、腹膜表面に妊娠します。

子宮外妊娠は、妊娠初期に気をつけたい症状です。100人に1人がかかる症状といわれており、決して見過ごすことのできない症状です。お腹のふくらみは目立たないものの、妊娠初期は母体も赤ちゃんもトラブルに注意したい時期です。

子宮外妊娠の原因
子宮外妊娠が起こる原因としては、「卵管の問題」「子宮の問題」「受精卵を運ぶときの問題」の3つが考えられます。
(1)卵管の問題
卵管内が癒着を起こしているのが原因で、受精卵が子宮内膜へと到達できないことがあります。性感染症や子宮内膜症などが引き金になって卵管が炎症を起こしたときに起こりやすくなります。
(2)子宮の問題
過去、IUDなどの避妊具を子宮内に入れていたり、人工妊娠中絶の経験があると、子宮環境に何らかの変化が起こって受精卵の到達を妨げることがあります。
(3)受精卵を運ぶときの問題
本来であれば受精卵は卵管を通って子宮に向かいますが、稀に受精卵が卵管采の外に出て腹腔や卵巣などへ付着することがあります。

子宮外妊娠の症状
現れる症状で考えると、子宮外妊娠の場合でも妊娠初期に起こる症状はほとんど現れます。
妊娠初期に現れる症状の多くは、着床して妊娠が成立したことによって起こるホルモンバランスの変化が原因であり、これは子宮外妊娠であっても例外ではありません。そのため、頭痛や胃のむかつきといった、いわゆる「つわり」の症状は、子宮外妊娠でも起こることになります。

子宮外妊娠に気づくのは、痛みのほかに継続的な出血が考えられます。子宮外妊娠の可能性があり、ふだんの生理の時の出血と時期が違う場合は注意。そのほかに出血の可能性があるのは着床出血。子宮外妊娠と着床出血の違いをみてみましょう。